Return to site

わらじ

何足はいてますか?

· 心のなか

私は以前から音楽だけでなく色々な仕事をしていて、「何足のわらじはいてるんですか」と呆れられるように言われることもあれば、「やっぱり1つのことじゃ食べていけないんですね」と哀れに思われることもあった。

外国に居た頃は、たとえば昼間は学校の先生をやっていて夜は老舗のジャズクラブで演奏しているミュージシャンを私はクールだと思っていたし、そういうことをけなすような人にも会わなかったけれど、日本では良くないことなんだろうなと、周囲の反応でしみじみ感じていた。

そして私も、職人気質で「これしかやらない」というアーティストさんのことを心から尊敬しているし、それに比べて自分はカッコ悪い人間なんだとコンプレックスに思っていたので、「多才ですね~」なんて言われても、褒められているようには思えなかった。

でも世の中はだんだんと変わって、たとえば芸人さんが小説を書いたり絵本を出したり、会社を経営していたり、、、日本でも何足かのわらじをはくことが認められるようになってきている。

たぶん未だにバッシングはされているのだろうと思うけれど、いろんな形があっていいということをカッコよく示してくださるようになり、私はとても励まされた。

一芸に秀でている方は他のことを習得しても一流で、やはりクールだ。

私も、自分をもっと磨けばいい。

ただ、それだけのこと。

本当は、色々なことをかけ持ちすることがカッコ悪いのではなく、どの仕事も大して出来ていないのに、ちょっと大きな気持ちになって誤ったときに、私ってカッコ悪いと思うんだ。

自分で勝手に感じているコンプレックスだった。

人間だから間違うし、信用を失うこともある。

そのときに、自分はどう対応するか?どう心を入れ替えるか?

そこが成長の最大のチャンスだとこの頃よく思う。

すべてのお客様のご要望に応えられているはずもないのに、謙虚さを忘れたらおしまいだ。

私はこの先も発展途上であり、それらの仕事をするのに相応しい人間ではないかもしれない。

それでもたくさんの気づきや学びを与えてくれる仕事に、信じて任せてくれる人に、今は感謝している。

どの仕事をしていても、これはあの仕事に活かせることだとか、この人脈はこちらにもつながることだということを感じる。

だから何足のわらじをはいていようと、私の中では全部ひとつなんだよな。

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly